天気が崩れる前に腰が痛くなったり、頭痛がするのは何故?

私の以前の務め先に天気予報よりも自分の腰痛のほうが

正確に雨が降るかどうか分かるという人がいました。

私はそんな経験はないので最初その特技?を聞いた時は、

何を言っているんだろうと思いました。

天気と痛み、一見なんの関係もなさそうに思います。

実は関係大有りなんです。

実は天気そのものではなく、天気によって変化する気圧の変化

が痛みと大きく関わっています。

・ストレス反応

私たちの耳の内耳にある前庭という場所に気圧センサーがあり、

気圧が低くなると自律神経にストレス反応が起きて交感神経が

優位にことで引き起こされます。

内耳は身体の動きをモニターしてしています。

平衡感覚のセンサーのひとつです。

一方もう一つの平衡感覚のセンサーとなる視覚から入った身体の

動きの情報も脳で同時に処理されていて、目からの情報と内耳か

らの情報を脳ですり合わせます。

このとき実際には身体の動きが起こっていないのに気圧の変化に

より内耳のセンサーにだけ変化が起こることで脳に混乱が起こる

のです。

これが自律神経にストレス反応が起こる仕組みです。

乗り物酔いも同じ様に視覚と内耳の平衡感覚にずれが起こるため

に酔ってしまうんです。

・ヒスタミンの影響

気圧の低下により副交感神経優位になり血液中のヒスタミンが

増加します。

ヒスタミンは花粉症でお馴染みのアレルギー反応によって起こる血管

の拡張や炎症作用を引き起こす作用があります。

このヒスタミンの増加により炎症反応が起きやすくなるため

痛みが起こりやすくなります。

・セロトニンの影響

セロトニンは神経伝達物質のひとつで脳や脊髄など中枢神経では鎮痛作用

があります。

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、私たちが心身ともに幸せと感じる感

情や行動と密接な関係にあります。

低気圧の影響で抑うつ状態(気分が落ち込むこと)になるとこのセロトニン

が低下します。

すると痛みを感じやすくなります。

・身体内圧と外気圧の差

私たちの身体は、体内からの圧力と大気の圧力でバランスをとっています。

このバランスが外気圧の低下が起こることで、外気より高い体内の圧は外に

広がろうとしますが、実際には身体は膜で覆われているために高まった体圧

は逃げ場を失います。

その結果、体内の圧が高まり体内の臓器に圧迫や摩擦が起こります。

例えば脳が膨張することで脳にに張り巡らされた三叉神経が圧迫されること

で頭痛が引き起こさます。

この様に一見関係のない天気と痛みには、密接な関係があります。

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