骨盤矯正について(骨盤のゆがみってどういう意味)

町中で骨盤矯正ののぼりやチラシをよく見かけます。それだけ多くのかたが興味を持っておられるから流行っているのでしょうが本当のところ骨盤矯正を受けているかたは自分の骨盤がどうなっていると思われているのでしょうか?

骨盤の骨そのものが歪んでしまった状態を想像されているかたもおられると思います。しかし実際のところ骨盤は強固に骨性結合しているので骨盤の骨を骨折したり骨が病気でもろくなったりしない限り骨盤の骨そのものが歪むわけではありません。

骨盤矯正で用いられる骨盤のゆがみとは骨盤の前後の傾きや左右の傾きなどの位置的な変位や仙腸関節の機能不全の事であり骨盤の骨そのものに大きな変形を起こしているわけではありません。

仙腸関節は強固に靭帯で固定されていますがわずかに可動性があります。仙腸関節の動きはわずか数ミリの範囲ですが非常に重要であり引っかかったり動きすぎたりすると腰痛の原因になります。

特に女性の場合は男性よりも骨盤が出産に適するような形で左右に広がりやすく、月経前や産前産後にリラキシンという女性ホルモンが分泌され骨盤の靭帯を緩める作用が働くため男性よりも腰痛になりやすいという特徴があります。

また骨盤の前傾後傾や左右の傾きなどの位置的な変位は、お腹のたるみやポッコリお腹・便秘・頻尿などの原因にもなります。

骨盤のゆがみを施術により改善し腰痛などの症状がピタリと出なくなる場合としばらくすると再発するかたがおられます.

この差はなんでしょうか?施術者の技術の問題や個人差といえばそれまでですが他の尺度からもその理由に説明がつきます。

その理由とはずばり骨盤が歪んでからどれだけの期間が経過しているかです。

事故やスポーツにより生じたゆがみの場合、受傷後すぐのかたと何年も経過しているかたでは、同じように骨盤のゆがみを戻したとしてもその骨盤周りの組織の筋肉や靭帯などの軟部組織の過緊張や短縮は何年も経過してから施術したかたのほうが取りづらくなっています。

そのため、受傷後期間が経過しているかたの骨盤のほうが歪んだ状態に戻りやすくなっています。

ゆがみの原因が生活習慣にある場合も同様で痛みが出始めたのは最近でも長い間の筋肉や靭帯などの軟部組織の過緊張や短縮がゆがみの原因としてあるため施術後にゆがみがもどりやすいです。

しかし骨盤のゆがみを取りつつ軟部組織にアブローチして行けば時間はかかるものの改善して行くことができます。。

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