目は口程に物を言うと言いますが、確かに目には感情が写し出されていることは誰
しも疑いもたないでしょう。
頭蓋骨の目の収まって部分のことを眼窩と言います。
頭蓋骨は15種類の骨が複雑に組み合わさって形成されています。
眼窩にはそのうちの多くの関節が集合しています。
頭蓋骨はガッチリ組みあがったケースのようにカチカチではなく、実際には関節に
細かいあそびの部分が存在し、縦に膨らんだり横に膨らんだりと常に細かく動いて
います。
このため疲れている時には、頭蓋骨は容易に歪みが起こり形が悪くなってしまいます。
このため眼窩に収まっている目はこの影響を受けて眼圧が上がったり、視神経が引っ
張られたりするために目つきが悪くなるのです。
また頭蓋骨は膨張して大きくなり触ると頭皮がカチカチの頭になります。
もちろんこの頭蓋骨の歪みは脳にも悪影響を与えるためホルモン分泌のバランスが乱
れたり、自律神経系の失調を招いたりします。
このような状態が長期間続くと、自律神経の乱れがその人の性格にも大きな影響を与
えることになります。
このねじれにはいくつかのパターンがあり、神経質な性格になったり攻撃的な性格に
なったり精神障害を起こしたりします。
目つきは眼窩の状態を表し、眼窩の状態は頭蓋骨や脳の状態の表れです。
19世紀のヨーロッパでは骨相学という頭の形からその人の性格がわかるという学問が
大流行したそうです。
創始者はガルというドイツのお医者さんです。
ガルは、診察や解剖を通して同じような精神的傾向をもっている人は頭の形が似ている
ことに気づき性格と頭の形に関係性があることを発見しました。
そして、犯罪者の頭の形は耳の上部に盛り上りがある。
「なるほど側頭骨が張り出して頭のカチカチな人っているよな。」(私の私見です。)
神父の頭は頭頂部がでているなどです。
「なるほど前頭葉は理性を司る部分だからかな」(私の私見です。)
なんかおもしろいな、骨相学。
しかし、残念なことにガルは脳の各部分に人の性格を司る器官が存在し頭の形でその器官
のうちのどれが発達しているからこの人の性格はこうだ!と決めつけてしまったために、
あまりにも唯物論的(精神や意識を物質に還元してとらえる考え方)であるとして批判され
また、脳の仕組みが解明されるにつれ否定されていったそうです。
いい線行ってたのに極端すぎたようです。
考え方としては面白いし当たらずも遠からずって感じがしますが・・・。
頭の形で性格や人格まで決めつけられたらたまりませんね。
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