4月26日 3点バランスインソールのセミナーに参加して来ました。
目から鱗の内容で驚くことばかりでした。
自分がいかに無知であるか思い知らされたました。
今回はこの感動が冷めやらぬうちに記事を書いて記憶に刻みつけたいと思います。
1.遺伝による骨格形状と足軸について
骨格は親から遺伝しているためその基本的な骨格形状はまれた時点で決まっている。
その骨格形状をベースに後の生活習慣や環境により、関節可動域や筋肉の質が変化し
て、個々の骨格形状と姿勢が形成されます。
このため人は各々生まれながら軸足がどちら決まっている。
これによりその人の基本的な運動フォームの向き不向きが最初から決まっている。
よってその人にあった運動フォームで運動するべきであり、適していない運動フォー
ムを無理に身につけてしまうと故障の原因につながる。
例えば、ゴルファーが左打席に立つ時にそのゴルファーが左足が軸ならダウンスイン
グが自然であり、右足が軸ならアッパースイングが理にかなっている。
つまりおのおのの骨格により身に着けるべき運動フォームは変わってくるということ
です。
ちなみに左足軸と右足軸の割合は、日本人では50:50である。
しかし、地域性があり沖縄では左足が軸の人が多く京都には右足軸の人が多い。
このかたよりは骨格形状が遺伝により決まっているからこのような偏りが起こると考
えられる。
ここで言う軸足とは、骨格形状から決まっている軸の話でいわゆる利き腕・利き足と
は別の話です。
利き腕・利き足は神経の問題なので、後天的なトレーニングによりいくらでも変える
ことができる。
2、履物が健康に与える影響とは
人間が2足歩行を獲得する過程で4足歩行では接地面よりかなり高い位置にあった踵が
拇趾・小趾と同じ面で地面に接地して身体を支えるようになった。
意外なことにふくらはぎは人間にしかなく踵のコントロールのために発達したと考え
られています。
これにより踵・母指球・小指球の3点での体重の支持が可能となり初めて2足歩行が可
能となりました。
やがて人類は裸足から履物をはくようになり、約半世紀前から足底板をベースにした
足部への対応で、シューズの軽量化やフィット感を求めたシューズやインソールが作
られる様になりました。
いまや世界の常識となっているこれらのシューズやインソールですが、実は運動能力
の低下や様々な障害・疾病を招く原因になっていることは全く知られていません。
私も今回この関口正彦先生のセミナー参加するまで全く知りませんでした。
現在の高機能シューズ・インソールの問題点にとは・・・
世界の常識となっているアーチサポート構造や履くだけで痩せるボールバランスヒー
ルなどは、商業的にインパクトを求めて履き心地や付加価値を追及する内に本来の靴
の目的である足をサポートする機能が損なわれていたのです。
足裏のアーチ部分を盛り上げたアーチサポート構造は、足裏の足底腱の働きを止めて
しまい体幹を保持に働く姿勢保持筋を弛緩させてしまっています。
またボールバランスヒールに至っては敢えて不安定な状態を作り出し本来もっと大事
な安全性がないがしろになっています。
関口先生の調査によるとアーチサポート構造のシューズが普及した時期とアスリート
のアキレス腱断裂のケガが急増した時期が重なっているそうです。
またボールバランスヒールのシューズはアメリカでは訴訟が相次ぎその製品を見かけ
ることほとんどないのが現状だそうです。
それではどのような靴やインソールが我々の健康を担保してくれるのか?
それは。3点バランス保持理論に則った靴です。
3、3点バランス保持理論とは
人間だけが2足歩行ができるのは、踵骨・拇趾球・小趾球の3点によって接地すること
で身体のバランス保持や歩行時の片足バランス保持が可能になったためです。
さらに足底は2階建て構造になっていて、一階は踵骨➡立方骨➡第五中足骨(外側縦
アーチ)2階は距骨➡舟状骨➡内側楔状骨➡第一中足骨(内側縦アーチ)で構成され
るています。
そして拇趾球➡中足骨➡小趾球(横アーチ)この3つのアーチを形成している足底腱
がスプリングとなり衝撃吸収や推進運動、循環機能促進活動を行う役割がある。
そしてこのトライアングルの中に距骨があることで姿勢保持筋がしっかりと働き身体
を支えてくれるために姿勢保持のために無駄に筋力を割く必要がないために身体能力
が圧倒に跳ね上がります。
この時の足底の3点と距骨の関係はカメラの三脚と台座にたとえられます。
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