症状が改善した女性ときたおか整骨院院長

私達にとって、痛みとはどんなものでしょうか。ごく単純に言えば、痛みは私たちにとって嫌なもの(感覚)ということになります。

感覚として嫌なものですが、体の機能にとっても痛みは嫌なものです。

例えば、痛みがあることで、私たちの体には血圧上昇、心拍数増加、血管収縮、頻呼吸、呼吸運動抑制、内分泌系ストレス反応などが起こってきます。

血圧上昇や心拍数増加は循環系にとっては大きな負担であり、頻呼吸や呼吸運動抑制も呼吸系にとっても大きな悪影響もたらします。

すなわち、痛みは生体機能にとっても嫌なものと言えます。

また、私たちの日常生活の中で考えると、痛みがあれば、眠ることができなくなり、食欲はなくなり、行動の意欲もなくなり、心配や不安が襲ってきます。

痛みは人が自分らしい生活をおくることを妨げるもの、すなわち嫌なものです。

このように考えれば、痛みというのはあらゆる面で人にとって嫌なものと捕らえることができます。

しかし、痛みを伝える機能は、身体に迫ってくる危険を察知し、これを回避するという生体防御機構の一部であり、警報としての大切な役割を担っています。(これがあってもいい痛み)

この警報としての痛みを痛み止めやブロック注射で強引に止めてしまうことは、体に負担がかかっても気づかずに酷使してしまいます。

やがて薬の効果が切れると痛みが戻り、体のダメージもより深刻な状態になっていきます。(ここから先の痛みは悪い痛み)

しかし、慢性痛になると警報としての役割が必要ない状態になっても、痛みが残っていたり、長く続くこともあります。

病気が不安なものや怖いものである原因の1つは痛みをもたらすからです。

この警告の役割がなくなった痛みやもともとその役割を持たない痛みは生体にとって嫌なものでしかありません。

人体の生命維持にとって必要としない痛みがたくさんの人々を苦しめているのが現状です

慢性痛のもう1つの問題は、痛みがまた新しい痛みの原因を作り出し、さらに痛みを増強していくこと、より複雑な治り難い痛みを作り出してしまうことにあります。

この痛みの悪循環を抜け出すには身体の機能と構造を正しい状態に戻し健康的な生活習慣を身につけ維持管理していく必要があります。

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